5月のとある日
小1時間ほど金沢で時間が空いた
私はお散歩しながら
ふらりと玉川図書館へ
とくに目的もなく本棚を眺めていると
「北陸の電車たち 石川県の私鉄」
という本を見つけた。
これにはもちろん
北陸鉄道・金名線も載っていたので
読んでみました。
金名線はご存知の通り
手取キャニオンロードの
前身の路線である。
金沢から名古屋までを結ぼう
という壮大な計画のもと
金名鉄道と名付けられ
1926年(大正15年)2月に
白山下から開業した。
鶴来方面に線路は伸びてゆくが
莫大な建設費用を必要とし
到底収支が出ないということで
鶴来から白山下までの運行となった。
その後
山間部の過疎や
モータリゼーションが進み
人々の足は次第に電車から車へ移り変わり
金名線はバスによる代行運転が始まった。
電車の運行は朝晩のみとなっていたそう。
そんな状態の金名線が走る
大日川橋梁が水害で被災し
半年後に復旧するも
続いて1987年(昭和62年)4月29日
手取川橋梁(現金名橋)の橋台に亀裂が見つかり
その日の始発から運休に。
そのまま再開することなく廃線
という衝撃的な最後だったそうな。
他にも白山郷付近で撮った写真には
まだ鶴来高校が建設前のため
新村病院と電車が写っていたり
(今では撮れない組合わせかと)
兼六園下、犀川大橋、片町
香林坊、武蔵が辻など
金沢市内も路面電車が走っていたり
私の知らない景色がたくさん載っていて
とても興味深く読み進めました。
そんな街の歴史を知った上で走るのも
また一興かと。
外の活動できない時は本を読むのも
ありかもしれませんね。
街の図書館でも
今、話題の石川県立図書館もいいですね!
そして、最近5年ぶりくらいに小説も読みました。
高校時代よりは集中力が落ちてるのか
時間がかかったけど
楽しく読み進められました!