佑佳の部屋 6/21~❤

金沢玉川図書館

2025/06/21(土)

今回のミステリーライドは
   白峰
ですね!
白山高山植物園のは
どんなお花があるのでしょうか?
ワクワクしてます!
そして白峰の道といえば
なかなかくねくねと登り
だったような?

そんなところで
白峰の工芸品のお話を少々。

霊峰白山の麓にある白山市白峰地区は
2005年までは白峰村
明治の初めころまでは牛首村と呼ばれ
冬には雪が3mになる場所も
あったという日本有数の豪雪地帯です。
そんな土地柄のため
盛んになった産業は養蚕でした。

通常、絹糸は1匹の蚕が
糸を吐き出した「小繭」が使用され
2匹の蚕が一つの繭になった
大きな「玉繭」は2本の糸が絡みあるため
紡ぎにくく「くず繭」と扱われ
避けられていたのです。

そんなくず繭をお湯で煮て(のべひき)
独自の加工をし
筋のある糸を生地の特徴として
活かしたのが
白峰の工芸品「牛首紬」なのです。
柔らかい風合いながらも
釘抜き紬と呼ばれるほどの
強靭な生地が特徴です。

気の遠くなるような時間と
様々な工程を経て出来上がる
生地は、その後、染色や絵付け
お仕立てなどが有る為
高級品になるのも頷けますね。

水色の紬はタンスの肥やしになっていた
着物を掘り起こして
お出かけしたある日の思い出。
ちなみに...
お琴の絃も、
かつては絹糸が用いられており
優しい音色を奏でたようです。
今は扱いやすいナイロン(テトロン)
が主流になっています。

出典:中学時代のゆうかの自由研究より

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